


からすみとえいば、長崎を代表する珍味。
そして高級品として認知されている方が多いと思います。
小野原本店さんは、長崎市築町で安政六年(安政の大獄が起こった年!)から続くからすみの老舗。
長年、長崎の町で愛されてきたお店です。
ここぞの時に贈答としてからすみを選ばれる方が多いそうです。
そんな中「からすみの敷居をさげられる商品」として企画されたのが
「からすみパスタオイル」。
からすみそぼろがたっぷり入った、ゆでたパスタに混ぜるだけの便利な商品です。
最も気をつけたのは、小野原本店の長い歴史、今あるブランドや雰囲気を壊さずにデザインすること。
デザインの材料は長い歴史の中にあると考えました。
見学させていただいた時、ずっと前に使われていたらしいという包装紙を見せていただきました。
その中にある「小」の文字にひかれ、パスタオイルのラベルにモチーフとしてとりいれています。
文化庁登録有形文化財にもなっているお店の外観もデザインにとりいれました。
小野原本店さんの歴史から生まれたデザインと言えます。
パッケージと合わせて、ミニパンフレットも制作しました。
からすみはもともと、地中海周辺の国で生まれたものなんだそうで、
オリーブオイルやパスタとの相性がばっちりなのも納得です。
からすみパスタオイルは、本店はじめ、長崎空港でも購入できます。
その手頃さと手軽さから、自家消費はもちろん、
離れて暮らすお子さんに贈る親御さんも多いのだとか。