長崎大学トライアスロン部 浮田愛花さん
デジマグラフは、長崎大学トライアスロン部で活動する浮田愛花選手のサポートをしています。
これまで、文化団体への協賛を時々行ってきましたが、スポーツ選手ははじめてです。
プロローグ
こんにちは。マルチノです。
トライアスリートとデジマグラフがなかなかつながらないかもしれません。きっかけを共有させてください。
サポートのきっかけは、仕事のパートナーIさんとの食事会でした。
食事会に、Iさんの娘さんと一緒にやってきたのが、浮田さん。いろんなお話をする中で、部活やサークルは?という話題から、トライアスロンをしていて、今は部の主将を務めていることを知りました。
浮田さんを応援することになったのには、個人的な理由があります。
私の叔父が昔、アマチュアでトライアスロンをしていたからです。割と有名な選手で、表彰台の常連でした。
車の上に自転車を積んでいたり、車庫にウェットスーツが干してあったり。当時の私には、波佐見の自宅から佐世保まで、バイク(トライアスロンの)で通勤しているのも衝撃でした。
叔父の高い高いは本当に高く、アクロバティックな遊びをしてくれるのが楽しかった思い出があります。一度落ちたらしいですが、覚えていません。還暦を過ぎても年齢を感じさせない細マッチョな叔父の姿は、今でも記憶が鮮明です。
なので、周りの友達よりは、トライアスロンは身近にあったと思います。
ただ、私が親しい競技者は叔父のみで、もう競技は引退しています。
浮田さんと出会い久しぶりにトライアスロンの話題を楽しんだことで、いろんな思い出が混じった密度の高い懐かしさがワッとこみ上げて、その思い出の中にドボンと頭のてっぺんまで浸かった感覚になりました。
なんだかぐっとしてしまい、すぐに「応援する!」と決めました。
トライアスロンは、スイム、バイク、ランの3種目をする競技だと知っている方は多いと思います。ただ、トライアスリートに話を聞く機会はなかなかないのでは?と思いましたので、トライアスロンの魅力についてやトライアスロンをすることになったバックグラウンドについてお話を聞きました。
(この出会いをいただいたIさんと娘さんにまずはお礼を申し上げたいです!)
陸上ではなく、トライアスロンだった理由
ー浮田さんは中高で本格的に陸上をされていたんですよね。大学で陸上をせず、なぜトライアスロンだったんですか?
広島県の中高一貫校で、陸上に打ち込んでいました。
その時の先輩が九州大学のトライアスロン部に入っていて、「長大(長崎大学)にはトライアスロン部があるから、一度だけでもやってみたら?ハマると思うよ!」とすすめられて見学に行ったんです。先輩が言うならと、体験に行ってみたんです。
実は他にも、女子サッカー部、陸上部、ヨット部も見学していました。最後はヨット部とトライアスロン部で迷って、一番しっくりきたトライアスロン部に決めました。

ー試しにやってみて決意されたんですね。すごいなぁ。とにかく、きつそう・・・!(笑)
せっかく長崎の大学に入るなら、長崎らしいことをしたいという気持ちがあったんです。観光ツーリズムに関心がありましたし、海も山もある長崎でトライアスロンをするのはいいのではないかと。
それに、バイク(自転車)があれば、長崎市から雲仙や島原まで行けると聞きましたし、スポーツしながらその土地を楽しめるのは、自分のやりたいことと合っているなと思いました。あと、みんながやらないようなことをやりたいという気持ちもありましたね。
大学や高校の時は部活一筋で、他のことができていなくてモヤモヤしていたので、部活の練習設定としても自由に動けそうだなと思ったのもあります。
気になるトレーニングメニュー
ースイム、バイク、ランの3種目を一人でされるわけですが、練習はどんな感じなんですか?
陸上一筋だった中高時代とは変わり、3種目あるのでトレーニングのスケジュールをしっかり立てています。
この日の朝はこのトレーニングをする、夜はこれをする、という感じで決めてやらないといけません。
実は朝が弱くて・・・一人で予定を入れてしまうと守れない時もあるかもしれないので、部の共有カレンダーに練習を書き込んでおくんです。
そうすると、その時間に同じトレーニングをしたい部員が集まってくるかもしれない。自分が起きないといけない状況をつくっています。

ー仲間が来るかもと思うと、行かなきゃ!って思いますね。ちなみにランは陸上と通じるところがあると思うのですが、スイムや自転車はどのように練習に取り組まれていますか?
スイムはほぼ初心者なんです。だから、量を重ねて練習しています。
普段の練習では2キロ前後を、合宿では1日に5キロ泳ぐこともあります。
プールでは何回かに分けて泳ぎ、海での練習では、ブイを回って、一旦陸に上がって走って、また海に飛び込むのを繰り返します。

写真提供:浮田さん
バイクは三本ローラーという機器を使います。
自転車の前後輪を3本の回転式ドラムの上に乗せて、実走に近い感覚でバランスを取りながら走れるんですよ。体幹の強化や、直線走行時の正しいペダリングスキル向上に練習をして、バランスを鍛えます。
ー室内でバイクのトレーニングができるのですね。
はい。ローラーをやっていると、バランス感覚が養われて、実走で道路の段差でバランスを崩しそうになっても、立て直せるようになります。


浮田さんのサポートをすることを、ONE DEJIMAさん、山﨑マークさんに伝えたところ、スポンサーとして名乗りをあげてくださいました。部員の皆さんのTシャツとバイクにつけるタンブラーにロゴを入れさせていただきました。 長崎大学トライアスロン部の皆さんを応援しています!
トライアスロンの魅力
ートレーニング内容を聞いて、やはりトライアスロンってきつそうだなと思うのですが、それでも競技を続けられるのはなぜですか?
まず、部に所属しているから続けられているということがあると思います。
そして、レースに出てからより楽しく感じるようになったんです。
この前、初マラソンを完走したんですけれど、マラソンのゴールよりも、トライアスロンのゴールの方が達成感が大きいと気づきました。トライアスロンのゴールは、本当に涙が出そうになります。

ーその涙は、どんな感情からきているのでしょうか。
誰かに勝ったというより、自分の成長の達成感があるんです。
陸上の時はタイム、つまり数字で成長を見ていましたが、トライアスロンは、数字に見えなくても成長を感じられるんです。

ーそうなんですね。トライアスロンを通して、得られた経験はありますか?
いろいろありますが、まず浮かぶのは、バイクの知識が身についたことです。
また、大会に出るために遠征するので、自分でいろいろできるようになります。バイクを分解して一人で移動したり、バイクを運ぶためにレンタカーを借りたり、レースに出るために宿を取ったり。そうしたことも、トライアスロンを通して経験できたことです。レンタカーを運転してみんなで移動するなんて、自分がやるイメージはありませんでしたから(笑)
また、今は部長を務めているので、みんなが気持ちよく練習できるように試行錯誤する時間もあります。
部員の中には、本気でインカレ(学生の大会)を目指す人もいれば、趣味で楽しみたい人もいます。目指すところは違っても、部のみんながトライアスロンを楽しんで頑張れるようにまとめる役割があります。大変ですが、いい経験をさせてもらっています。
トライアスロンとは
ー最後の質問です。某番組みたいですが「浮田さんにとってトライアスロンとは」!
やはり、自分の成長を一番感じられるものです。競技力だけじゃなく、人としての成長も感じられるものです。

エピローグ
浮田さんとはトライアスロン以外の話もしました。
お話を聞いていると、ソーシャルなことへの関心が高く、平和公園でガイドのアルバイトや、こども食堂でボランティアなどをした経験もあるそうです。
まずやってみること、動いてみること、行ってみること。そういう物事への向き合いかたをする浮田さんだからトライアスロンを楽しんでいらっしゃるのかなと思いました。
レースも、大学生活も応援しています。
春になりトライアスロンもシーズンを迎えるそうです。頑張ってください!

浮田さん、長崎大学トライアスロン部の皆さん。ありがとうございました!
